ビジネスマンが君主論に学ぶマネジメントに役立つ5つのヒント!

ビジネス・キャリア

今日はマネジメントの話です。

共働きパパはまさにこれからチームリーダー、マネジメントの職務につくようになってくるのではないでしょうか。

早い方はすでに課長、マネージャーといった肩書を持っている人もいるのではないでしょうか。

読書の秋。今回はマネジメントに役立つをヒントを得るためにマキャベリの「君主論」を読んでみました。

さすが長く大勢の人に読み継がれる本です。

チームをまとめ結果出していかなければならないぼくに響いた文章を引用しながら、実際のサラリーマン生活でどう役立つのかを解説していきます。

まずマキャベリってどんな人なの。

ニコロ・マキャベリ。15世紀のイタリア(フィレンチェ)の政治思想家。この頃のイタリアはフィレンチェ、ナポリ、ローマ、ミラノといったいまの主要観光地にそれぞれ国があって、お互いに領土を取った取られたと戦争を繰り返していた時代です。しかも、周囲を囲むドイツ、フランス、スペインとも戦わなければならない状況でした。外交官としてさまざまな国の君主と交流を持ち、君主たるものはどうあるべきかを語っています。

人間はそもそも邪悪な存在だとはっきりと言い切る「超現実主義者」、「性悪説主義者」です。

当時のイタリアは領土の取り合いを頻繁に繰り返す過酷な環境の中で君主に仕える者たちも、「どうやってのし上がるのか」、「仕えている君主の鞍替えをいつ見極めるのか」、「仕えている君主をいかに引きずり降ろそうか」と常に考えていた時代だったのでしょう。

領土を取り合って生死にかかわる状況に陥ることもない現代とは違って、人間が本能を包み隠さず超自己

チューな存在であったために、彼は「超現実主義者」となり得たのだと思います。

部下になめられるな。

恐れられるのと、愛されるのと、さてどちらがよいのか、である。だれしもが、両方をかねそなえているのが望ましいと答えよう。だが、二つあわせもつのは、いたってむずかしい。そこで、どちらか一つをを捨ててやっていくとすれば、愛されるより恐れられる方が、はるかに安全である。というのは、一般に人間についてこういえるからである。そもそも人間は、恩知らずで、むら家で、寝かぶりの偽善者で、身の危険を振り払おうとし、欲得には目がないものだと。・・・

みささんの上司は怖いですか。あなた自身は部下からどう思われていますか。

引用した文章から読み取れるのは、常に自分のポジションが部下に虎視眈々と狙われている中で、部下に愛されている場合ではない、恐れられる存在となれということです。
これを真に受けて怒鳴り散らしていたら、このご時世パワハラで社内コンプライアンス委員会にすぐに通報されそうですね。
でも、リーダーとして組織、チームの目標を遂行するためには、タテマエを抜きにして、パワハラすれすれの叱咤激励で、部下から嫌われるぐらいの度胸は持たなければならないですね。

部下は怖い人から褒められるほどうれしい。

民衆の支持によって君主となる者は、つねに民衆を味方につけておかなくてはならない。民衆は抑圧されないことだけを求めているから、これはそんなにむずかしいことではない・・・じじつ、人間というものは、危害を加えらえると信じた人から恩恵を受けると、恩恵を与えてくれた人にふつう以上に、恩義を感じるものだ・・・

部下を味方につけるためは、そんなにむずかしくないよ、普段は正論を思いっきりぶつけてビビらせておきながら、たまにうまくいったときはちゃんと褒めることが必要なだけだということです。
皆さんも同じように感じた経験があるのではないでしょうか。ぼくもいつも妻に怒れてはたまに褒められると飛び上るほどうれしいです。

普段から準備は怠るな。

君主は、かたときも軍事上の訓練を念頭から離してははならない。そして、平時においても、戦時をもしのぐ訓練をしなければならない。そこで、訓練には二つの方法がある。一つは行動によるもの、もう一つは頭を使ってするものである。なお、行動についていえば、兵士をたくみに組織化し、軍事訓練をさせるのはもちろん、ほかにも、自分がつねに猟場に行き、狩猟をととおして困苦に耐えるように、身体をならしておくことである。・・・(略)・・・さて、もう一つの、頭を使っての訓練に関しては、君主は歴史書に親しみ、読書をとおして、英傑のしとげた行いを、考察することが肝心である。戦争にさいして、彼らがどのように指揮をしたがを知り、勝ち負けの原因がどこにあったかを検討して、勝者の例を鑑とし、敗者の例を避けなればならない。・・・

ビジネスマンにとって戦時とは、顧客との商談、社内上層部への成果報告、あたりでしょうか。当たり前にのことなのですが、本番に備えて用意周到な準備をしておけよということです。
準備も二通りあって、ひとつは実際の現場でのスキルアップ。チームの構成するメンバーに研修やOJTで経験を積ませることはもとより、リーダー自身もちゃんと厳しい商談など現場におもむき常にシビアな状況を経験すべきということでしょう。
また二つ目は、過去の偉大なる経営者、研究者らの本を読んで、どうやったら成功するのかをちゃんと座学で勉強して学んでおきましょうということです。たまには、成功した経営者の本でも読んでみようかという気になりませんか。

部下を飛ばすことをためらうな。褒めるときは小出しに。

要するに、加害行為は、一気にやってしまわなくてはいけない。そうすることで、人にそれほど苦汁をなめさせなければ、それだけ人の憾みを買わずにすむ。これに引きかえ、恩恵は、よりよく人に味わってもらうように、小出しにやらなくてはいけない。・・・

あなたにも使えない部下がいたりしませんか。そういった部下を自分チームから外すのであれば、ジワジワと攻めるのではなくていっそひと思いに外しましょう。
飛ばすならすぐに飛ばしてしまいましょう。それに対して、できる部下に対して褒めるのであれば、少しずつ小出しにした方がよりありがたく感じてくるということでしょうね。
ぼく自身、7年間ほど法人営業をしてきましたが、これは社内だけでなく顧客にも通じることを実感しています。値下げによる価格協力も小出しのほうがありがたく思ってもらえます。

迷った時は思い切って行動せよ。

さて、結論をくだすとすれば、運命は変化するものである。人が自己のやり方にこだわれば、運命と人の生き方が合致するばあいは成功するが、しない場合は不幸な目を見る。わたしが考える見解はこうである。人は、慎重であるよりは、むしろ果敢に進むほうがよい。なぜなら、運命は女神だがら、彼女を征服しようとすれば、打ちのめし、突き飛ばす必要がある。運命は、冷静な行き方をする人より、こんな人の言いなりになってくれる。・・・

皆さんの周りにもいませんか。いつも傍若無人な振る舞いをしているのになぜか意外に人望のある人。運命という世の中の流れにうまくはまる時は問題ないけど、
うまくはまらなくて迷うときもあるでしょう。そんな時は、冷静沈着というよりも、多少やんちゃ、乱暴なぐらいに、思い切って行動するほうがちょうどいい、
その方が周りの人間は味方に付いてきてくれるということでしょう。

最後に

どうでしたでしょうか。少し納得できるようなこともあったのではないでしょうか。
ぼく自身、10年間のサラリーマン生活で共感できる部分を抜き出しました。みなさんも一度読まれたら、ぼく以上に気づきがあるかもしれません。
おすすめします。秋の夜長に「君主論」。

 

それでは、失礼します。