こんな親になりたい!?「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」を読んで感じた3つのこと。

子育て・家事

今日は、タイトルのままですが、1冊の本を読んでぼくが共感をして、書き残しておきたいことを記事にします。

普段の実用的な話題から少し離れてしまいますが、共働きパパ世代には読んでもらいたい本です。読んでもらって本当に損はしないです。

「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」幡野広志著

妻がお隣さんから借りてきたのがぼくとこの本との出会いでした。お隣さんは夫婦二人で飲食店を営んでおり、ぼくより少し年下の息子さんが読んで感動したことでお隣さんご夫婦に読むことをおすすめしたそうです。そのおすすめの本がぼくたち夫婦にもまわってきました。

「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」っていったいどんな本なのか。

幡野広志さんという写真家が書いた本ですが、一見タイトルからは「子供と過ごす時間の親子日記」のような印象を受けますがまったく違いました。多発性骨髄腫というガンを34歳で発症、残り3年の余命宣告を受けた後、35歳の父であるご自身が2歳の息子に伝えたいことをまとめた本でした。ぼくよりも年は少しだけ上なのですが、「息子が生きていくために必要なこと」を本当に深く考えて、露骨にさらけ出しています。

自分が考えていることを言葉で残していく?

だから僕の言葉は、自分で道をつくり、自分で歩いていく息子がふっと立ち止まったとき、遠くからぼんやりと見える灯台くらいでちょうどいいのだと思う。

引用:「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」幡野広志著

幡野さん自身がガンとの闘病の末、この世からいなくなってまった後に、自分の経験をもとに感じて掴み取ってきた考えを、これから成長していく息子に書き残しています。

きっと、幡野さんの息子さんは、この本に記されている言葉の一つ一つを成長の過程で噛み締めながら亡き父親の存在を感じるのでしょう。その切り口は「優しさ」、「仕事と夢」、「友達と孤独」、「お金」であったり、まさにぼくら夫婦がこれから自分の娘、息子に伝えてきたいことが言葉にされていて、この本を読みながら共感できる部分が多かったです。

自分自身の立場に置き換えてみても、このブログで共働きで一緒に頑張っているパパたち、これから共働きパパになっていく自分よりも若い世代に、ぼくが考えていることを伝えたいと思ってブログを始めています。

それは後から見返したら恥ずかしいようなことを書いているかもしれないですが、33年しか生きていない中で偉そうなことを綴っていると思われることを恐れずに、自分のいま考えている限りのベストを書き記して、世の中に発信しています。

物事に正面から向き合って、自分の感じ取ったことを言葉に残していくという行動を取っている幡野さんのその姿は、まさにブログを始めたぼくが求める理想です。

子供にお金のことを教える?

この本には、夢と仕事とお金について、息子さんに教えたことがまとめられています。

共働きパパ世代の皆さんは、これまでお金に関する教育を学校の先生や、親から受けてきましたでしょうか。

少なくともぼくはこれまで人生でお金について教育をまともに受けたことは無いです。小学校の先生も「生きているうちにお金と頭は使いなさい」と言っていたけど、どうやってお金を使うのかは何も教えてくれなかったです。自分の親もお金のことになると限られた給料でのやり繰りに苦しみ、お金の訳分を夫婦で言い合っていました。

これは妻とも話しているのですが、「お金」についての教育は、ぼくら親がすべきことだと思っています。

生まれてから死ぬまで、実は切っても切り離せない関係にあるお金のことを、世の中の大人は意地汚いものとして子供から遠ざけてきたのではないでしょうか。

幡野さんの「お金」に対する考え方は共感できるところが多いです。クレジットカードという「クレジット」は日本語言うと「信用」。キーワードは「お金=信用」です。このご時世、クラウドファンディングがあるぐらいで、信用されあればお金は集まります。そんなの起業する人とかの話でしょ!?って言うかもしれませんが、会社員だって同じです。信用のある人に、お客様がついて、仕事は集まります。そして権限も増えていくことで、使える会社のお金も増えていきます。それに応じて、個人に割り振られる給与、賞与の額も増えていきます。

ぼくは、子供が物心がついた時には、自分で銀行口座も管理させて、ジュニアNISAを使って投資を体験させて、お金という存在を自分自身で身を持って学んでほしいと思っています。

変わらないことを受け入れたときに、変えられることに真剣に向き合える?

若くしてガンになって、人生のタイムリミットを宣告されて、その事実は変えられてない。でも変えられない事実を受け入れたときに、「自分はいずれ死んでしまう。でも、
これから成長していく自分の息子に言葉を残したい。」という変えられることに目を向けて、自分がこれまでの人生で感じ取ったを想いを言葉をして紡いでいます。

ぼく自身は自分の親の病気のことで、「変えられないことを変えよう」と向き合ってしまい、心をすり減らしてしたのだが、その幡野さんの、「変えられることだけに目を向けていく」という未来志向な姿勢には、子供の将来を考える親だけでなくても、いろんな立場の人が共感できるのだと思います。

ここで最後に記しておきたいのが最近ぼくが出会った言葉の一つです。

「神よ、与えたまえ、変えることのできるものを変える勇気を、変えることのできないものを受け入れる冷静さを、変えることのできるものとできないものを識別する勇気を」

God, give us grace to accept with serenity
the things that cannot be changed,
Courage to change the things
which should be changed,
and the Wisdom to distinguish
the one from the other.

引用:ラインホルド・ニーバー (神学者)

 最後に

ほぼ日刊イトイ新聞でも「これからのぼくに、できること。」というタイトルで、糸井重里さんとご自身の病気やこれからの人生について対談をしています。もしお時間があれば、こちらもぜひご覧ください。

それでは、失礼します。